省エネ技術の搭載による削減

工作機械のライフサイクル全体の中で、CO₂が最も多く排出されるのは機械納品後、お客様の工場で使用される期間です。ここで約80%におよぶCO₂が排出されます。マザックでは省エネルギー化を考慮した新機種・新機能の開発を進めることで、お客様の工場における環境負荷の低減に貢献していきます。

工場全体の省エネ活動を促進するエナジーダッシュボードプラス

稼働監視ソフトウェア「Smooth Monitor AX」のエナジーダッシュボードプラス機能を使用することで、工場に設備された機械ごとの消費電力、CO₂排出量の見える化が可能です。マザック製以外の機械には、別途センサボックスを取り付けることで、稼働状況を監視できるため、工場全体の省エネ推進に役立ちます。

  • 日付ごとの消費電力推移を表示
  • 消費電力を加工プログラム・使用工具とリンクして表示
  • 日 / 週 / 月ごとに消費電力量、CO₂排出量、電気料金の総計を表示

マザトロールで機械の消費電力を見える化(エナジーセーバー)

マザトロールCNC装置に搭載されたエナジーセーバーは、稼働中の消費電力と回生電力を見ることができます。プログラムの切削量に応じてクーラント・ポンプなどの機器を細かくコントロールすることでムダな消費電力を削減します。

  • グラフィカルな電力表示
  • 電力量のトレンド表示
  • 各機器の最適制御機能

マザトロールでクーラント、待機電力を最適制御(エナジーセーバー)

クーラント吐出量の最適制御

プログラムにより加工に応じた最適なクーラント吐出量をエナジーセーバーで最適にコントロールします。常に消費電力を抑制した省エネな加工が行えます。

待機電力の削減

機内照明、CNC画面、チップコンベア、カバークーラントなどの機器は、エナジーセーバーで省エネモードの設定が可能です。 機器ごとに待機後のオフ時間を設定でき、消費電力を削減します。通常待機状態と省エネモード待機状態を比べるとおよそ65%の消費電力を削減できます。

省エネ効果の高いチラーユニットの採用

冷媒インバータの改良により、加工時の主軸の負荷に応じて冷却能力が変えられるので、従来と比較して高い省エネ率を実現しました。立形マシニングセンタ VCN-600を従来機と比較した場合、年間消費電力をおよそ11%削減します。

実加工時のCO2排出量を大幅に削減

アキュムレータ技術を使用した油圧ユニットと、インバータ式チラーユニットの搭載で、実加工状態でのムダなエネルギー消費を大幅に削減しました。5軸加工機 VARIAXIS i-800 NEOを従来機と比較した場合、年間消費電力をおよそ21%削減します。

電源回生機能

主軸モータやサーボモータの加減速に伴って発生するエネルギーを、電源回生コンバータによって回収することで、電力をムダにすることなく、他の機器へ有効活用をしています。全機種に標準対応しCO₂削減につなげています。

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